どうも音又です。
今回は
「DTMの機材を買おうと思っているけど、よくわからないからセットのやつ買おうかな…」
「初心者向けのDTM機材セットってどうなの?機材を買う時のポイントとかってあるの?」
みたいな悩みを持った人向けに書いていこうと思います。
僕自身いままでに多くの機材を買って試している(不毛なことをしている)のと、
初心者さんの機材に関する相談を何度も受けていたりもするので、それらの経験も踏まえつつやっていければと思います。
初心者向けのDTM機材セットがもったいない件
では早速話に入っていきましょう。
まず結果からお話しすると、
タイトルや見出しで何度も言っていますが
『初心者向けのDTM機材セットはもったいない』
です。
理由としては
- 必要ないものまで買ってしまう
- 比較的割高になる
この2点が挙げられます。
では次にそれぞれの理由について話してみます。
必要ないものまで買ってしまう
初心者向けとして販売されているDTM機材セットとかってだいたい
- よく分からないマイク
- よく分からないケーブル
- よく分からないスタンド
- よくわからないスピーカー
- よく分からないヘッドホン
みたいなのがついてるじゃないですか。
正直そういうのいらないです。
そういうよくわからないの買ってお金飛ばすくらいなら高くても定番メーカーの買ったほうがいいです。
もっと言うとマイクとかスピーカーも別に曲を作りたいだけならいりませんし、必要だとしてもちゃんとしたメーカーのものでもうちょっと安く手に入りますよ。
比較的割高になる
これは先述した『必要ないものまで買ってしまう』の続きに近いかもしれませんが、
そういった必要のないものまで含まれているとその分割高になり、余計な出費が増えてしまいます。
資金に余裕があるなら別に気にならないかもしれませんが、みんながみんなそういう訳ではありませんよね。
やり始めてすぐのモノってそんなに簡単にお金もかけられないでしょうし、少し慎重になると思います。
ある程度安くで買うことを考えているのならば、こういったセット買いというのはあまりコストパフォーマンス的にもオススメしません。
また細かい話をすれば、こういった無駄な出費を減らしてその分有料の音源やDAWソフトを買うのに回したほうが絶対に有意義になると思います。
初心者向けのDTM機材セットとかを買う前にしてほしいこと
先ほどは理由について話をしたので次にその解決策をお話しします。
とは言ってもやることは簡単で
- 考えることを放棄しない
- 身近な人に相談する
この2つだけです。
ではそれぞれについて細かく見ていきます。
考えることを放棄しない
まず、こういった初心者セットみたいなのを買う人ってそもそも知識が足りていないんですよね。
だから自分じゃ何を選べばいいかわからないし、結果としてとりあえずあんまり考えなくていいセット購入を選択するのだと思います。
とはいえ知識がないのなんて初心者のうちは仕方のないことですし、こんな偉そうなことを書いている僕自身何も知らない時期があったわけですから、
そこを否定するつもりはありません。
ただ、だからと言って『考えることを放棄』してしまうのは”知識を増やしていく”という点ではあまりよろしくないので、
折角のいい機会を『よくわからないからコレでいいや』とするのではなく、
ちょっと面倒かもしれませんが自分でいろいろ調べてみて
- 何がオススメなのか
- 値段無視で考えると何が定番なのか
- オススメされている機材に共通している点は何か
などを自分で発見してみると自分の成長にも繋がりますし、より良い機材選びができるようになるかと思います。
身近な人に相談する
また、身近にDTMや機材について詳しい人がいるならばそういった人に直接聞いてみるのもいいですね。
この場合はその人の実体験とかを踏まえつつ生の声(感想)を聞くことができるので、
ネットやカタログで調べるよりも、さらに濃密な情報収集ができるんじゃないかと思います。
また直接話せる分、聞いている途中に気になる点などがあればその都度質問したりもできるのでより多くの情報が引き出せますよね。
なんならその身近な人がオススメするならば、その人が使っている機材と同じものを選んじゃうのも手っ取り早いですね。
これなら買った後に使い方とかで困ったときにも相談できますし。
積極的に調べてみよう
とまぁこんな感じで結構当たり前なことを解決策として話しましたが、これが意外と面倒くさがって出来ない人も多いので、
これから
「結構ガッツリDTMとかやっていきたいぜ!」
って人は是非積極的に情報収集や同じ趣味の仲間を見つけたりしていってほしいですね。
もちろん無理はせずに。
「いろいろ詰め込みすぎて頭パンクしそう…」みたいになっても逆に良くないので。
初心者がDTMの機材を買う時のポイント
では最後に初心者に向けて『DTMの機材を買う時に考えておきたいポイント』
についても触れていこうと思います。
今すぐ必要かどうか
基本的に考えるべきなのはコレです。
セットの項目でも話したように、無駄な機材や出費はできる限り減らしたいですよね。
だからこそ今自分に最も必要なものは何かを考えたほうがいいわけです。
たとえばDTMで曲を作りたいのであればとりあえず
- DAWソフト(無料でも可)
- オーディオIF
- MDIキーボード
- ヘッドホン
これだけあればある程度快適に、かつ出費を抑えて始めることができるかと思います。
ここまで聞くと
「スピーカーはいらないの?」
みたいな疑問も出てくるかもしれないので、そちらにもお答えすると
とりあえずはヘッドホンやイヤホンがあれば充分だと思います。
もっと細かい話をすれば、
素人が何も考えずにとりあえずスピーカーから鳴らすだけでは音響的にあまり良い状態になりませんし、まともなモニター環境にはなるかと言われると微妙です。
この辺りをこだわり出したらまた出費がかさみますし、何より宅録でそこまでやること自体、正直不毛なんじゃないかとすら思います。
なので基本的にスピーカーは後回しでよくて、もしある程度他の環境は揃って資金に余裕があるのならば、導入を考えてもよいかもしれません。
その機材に対して明確な目的やメリットが思い浮かぶか
これは結構重要で、この部分を欠いてしまうと無駄な出費をしやすくなります。
というか僕自身たまにやらかしてしまいます(((
よくわからないと思うので例を上げて話していきます。
例えばマイクが欲しかったとします。この時
『なぜこのマイクが必要なのか、マイクを買うことでどういったメリットや結果が生まれるのか』
が明確にパッと思い浮かぶのならば、本当にマイクが必要なのだと思います。
逆に
『いやなんでって言われたら特に理由はないけど、なんとなくコンデンサーマイクとか卓上に置いてたらカッコ良さそうだし…』
みたいな感じで微妙な感じの答えしか出てこないのならば少し考えたほうがいいかもしれません。
もちろん資金に余裕があるのなら買っても良いかもしれませんが、
例えばそれ以外にもまだ揃えていない機材、欲しい機材があるにも関わらずそういったものを買おうとしているのなら正直やめたほうがいいです。
こういう”なんとなく”とか”勢いで”みたいなのも時には大事ですが、それもタイミングによりけりで、
基本的に普段何も考えずにそれをやってもあまり良い結果にはならないのでその点は注意する必要があります。
ある程度考える習慣をつけよう
機材を買う時に考えておきたい2つのポイントについて話しましたが、どちらにも共通するのはやはり
『アクションを起こす前にちょっとだけ考えろ』
ってことだと思います。
もちろん考えるだけで尻込みしていては意味がないのですが、自分のやる気や勢いを止めない程度で『習慣的に考える』というのをしていったほうが、無駄を減らすことができるかと思います。
ちょっと難しいかもしれませんが、ちょっとだけでもここで書かれたことを意識してみると違ってくると思うのでぜひ実践してみてほしいです。
機材選びに関しての細かい話は過去にもいくつか記事でまとめているのでそちらも参考にしてみてください。
おわり
ってなわけで『初心者向けのDTM機材セット』の話から『初心者が機材を選ぶ時のポイント』まで書いてきました。
DTMの機材ってやっぱり一つ一つが高いので、失敗した時もかなりダメージがデカイんですよね。
なのでこの記事がそういった失敗や無駄を減らすのに少しでも参考になればなと思います。
では今回はこの辺で、さいなら。
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