どうも音又です。
今回は
「DTM用のパソコンってWindowsよりMacの方がいいの?」
「プロはMacを使ってるって言うけど本当?」
という疑問を持っている人に向けて書いていきたいと思います。
僕はDTMをやる上でMacもWindowsも使っていて、割と目的に合わせて使い分けたりもしてるので、
まぁそう言った実体験みたいなのも踏まえつつ書こうかと思います。
DTMのパソコンはMacである必要性はない件
DTMのパソコン周りの話をしていると「DTM用のパソコンはMacの方がいい」なんてよく言われますよね。
ですが実際のところどうなのかと言いますと、答えは
「絶対にMacである必要性はない」
です。
そもそも『DTMをするなら◯◯じゃなきゃいけない』という考え方である必要がなくて、何だって構わないのでパソコンさえあればDTMは始められますし、曲だって作れます。
つまりパソコンなんてそこそこのスペックがあれば何だっていいのです。
結論:好きなのを選ぼう
なので、とにかく『DTM用のパソコン…〇〇の方がいいのかな…』とか悩んでいるようなら直感で好きなものを選んじゃえばいいかと思います。
ただし、もちろんスペック周りは気にしてほしいですけどね。
DTM用のパソコン選びについてはこの辺りの記事でも話しているので参考にしてみてください。
Macは高い
またDTM用のパソコンでオススメとして結構簡単にMacを勧める人がいますが、そもそもMacって値段がめちゃんこ高いんですよね。
それがある程度経験者に向けて言うならまだ優しいかもしれませんが、
『今からDTMに触れていきたい』『最近やり始めた』
っていう人に向けて、いきなりそういった猛烈な出費をしろと言うのはなんというか、なかなか惨いなと思います。
確かにMacならそこまで選ぶのに苦労しませんし『初心者がいい環境でスタートする』という点では無難で良いかもしれませんが、
それでも『最近始めた』『まだ右も左もわからない』というモノにいきなりそれだけのお金がかけられる人も少ないんじゃないかと思います。
「Macが良いって言われたからMacを買うために時間かけて貯金するぞ!」とかしてもいいですけど、
周りの人はあなたがそんなことに時間を使っている間にも曲作りを始めてるということは頭に入れておいたほうがいいかと思います。
DTMに限らないですけど、こういうコンテンツって
『とりあえず形から入る人』
よりも
『とりあえずあり物でいいから始めてみる人』
の方がスキルアップ早いので。
最近なら別にDTMはパソコンじゃなくてもスマホとかでもできますしね。
プロはMacを使っているの?
さて、こちらもよく聞く話ですね。
これに関しては実際に使っている人も多いですが、それでも割と会社やスタジオによってまちまちだったりします。
ただ、まぁスタジオに関してはMacの方が多めかなといった感じです。
ProToolsを使うならMacの方が向いている
ちなみにスタジオなんかでよく使われているDAWとしてProToolsがありますが、これに関しては正直Macの方が使いやすいです。
理由はいろいろありますが、例えばショートカットキーの兼ね合いなどが考えられます。
ProToolsは波形編集で様々な処理を行うことが可能ですが、ショートカットキーを覚えることで、それらの作業をさらに効率アップさせることができます。
このショートカットキーはProTools(スタジオワーク)特化の資格試験である
『ProTools技術認定試験』で「〇〇をする時のショートカットキーを答えなさい」みたいな問題が出されるほどなのでその重要性がうかがえますね。
そんな大事なショートカットキーですが、WindowsとMacではキーボードの仕様が違う都合上そのコマンドも微妙に違っています。
これが困りもので、Macだとポンポン直感的に出来てた操作もWindowsだとちゃんと挙動しないみたいな問題が起きてしまうんです。
ProToolsをよく使うスタジオ周りでMac環境が多いのは、こういったガバガバ具合が理由だったりもするのだと思います。
Macでやるメリットは?
ここまで『DTMをやるならWindowsとMacどちらでも良い』という感じで話を進めてきましたが、ここでは参考までにMacを使う場合のメリットも話してみようと思います。
メリット1.長く使える
Mac、その中でも特に制作向きとされるようなMacbook ProやiMacは基本的にその当時の、ある程度高めのスペックで構成されています。
なので使っていてすぐ1、2年で「世代遅れで重くて使い物にならなくなった…」みたいなことにはなりにくいです。
極端な話スペックが高いものなら10年前のモデルでも普通に使えます。
僕も実際Mac Proになりますが2008年モデルのものを使ったりもしています。
まぁ元の値段が高いので必然的にこういうハイスペックなパソコンになりますよね。
ただこのおかげで、初心者であまりパソコンにも詳しくないって人にとっては、
あれこれ考えずに、とりあえずこれ選んどけば間違いないみたいな選択肢になるので経路短縮にはなりますね。
メリット2.操作性が直感的
僕は元々Windows一筋のユーザーだったのですが、そこからMacを使いだして一番最初に感じた印象がこれですね。
Macの操作性ってWinと比べるとかなり直感的で、
例えばアプリケーションのインストールとかも、Windowsの場合だとインストーラー経由が多いですが、
Macの場合はインストーラーの他にも、ドラッグアンドドロップだけでインストールするみたいな方法もあったりします。(ただしアプリケーションにより違います)
また、反対にアンインストールする時もアプリケーションアイコンをゴミ箱に突っ込むだけというWindowsユーザーからは考えられないような直感的なやり方です。
こういった簡潔化された作りは、細かい部分が気になる人には向きませんが初心者やパソコンにあまり詳しくない人にとっては非常に使いやすいんじゃないかと思います。
メリット3.デザインがカッコいい
何いってんだと思うかもしれませんが事実ですよね?
Windowsならそもそもメーカーによってデザインも違いますが、MacはAppleのオリジナル1つなわけですし、どのモデルもコンスタントにカッコいいデザインに仕上がってますよね。
DTMerなら特に環境の見た目的な部分ってカッコいいに越したことはないみたいな人が多いと思うので、Macを使うことでテンションやモチベーションも上がるんじゃないかなと思います。
おわり
てなわけで『DTMのパソコンはMacである必要性はない件』というテーマで話してみました。
記事内で何度も言っているように基本的に『WinとMacどちらでも構わない』ので、検討しているのならば、変に迷う必要はないかと思います。
また、極論どっちか使って気に入らなければ別の方をまた買えばいいと思います。(お金は飛ぶけど)
では今回はこの辺で。さいなら。
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