どうも音又です。
先日、遅ればせながらCubase Pro 9を最新のバージョン11にアップグレードしました。
9→11へのアップグレードなので変更点も多く少し戸惑いましたがなんとか一通りの設定が終わりました。
そんでいつもどおりなんか作ってみるかと作業しているときにとんでもないことに気づきました。
なんとMediaBayの設定が何一つ前バージョンから引き継がれていないのです。
なぜかMadiaBayの設定データ消滅
MediaBayとはCubaseでサンプル音源やプリセット、MIDIファイルなんかを管理出来る機能で、僕は普段からサンプル音源などをそれで管理して使っていました。
そんなよく使うものの設定が完全に初期化されていました。
消えたデータは気づいただけでこんな感じ
- メディア保存先フォルダのお気に入りリスト(ブックマークのようなもの)
- メディアが表示されるカラムの設定
- メディアのレーティング情報
なんか気づいてないだけでまだ消えてそうですが…
この中でもかなり痛いのがレーティング情報の消滅。
レーティングはそのまんま音源などを☆で評価出来る機能で、良さそうな音源のレートを☆5に、まま良さそうな音源は☆3に…みたいな感じで評価しておいて、
あとから制作している時レーティング絞り込みでメディア検索なんかをして評価の高い音源を手っ取り早く持ってくるみたいな使い方ができます。
それも今まで途方も無い時間をかけて大量のサンプル音源を漁り、評価してきたので数はとんでもないことになっています。
そんなものをまた1からやっていくとかはさすがにシンドいですね…
少し調べましたが日本語の情報は全然なくて、唯一海外の情報がいくつか転がってる程度でした。
解決策(力技)
そんでもって一応解決はできたのですが、その方法がまぁ無理やりです。
まずCubaseの環境設定を開き、左下の『環境設定プリセット』から現在の設定を保存しておきます。
あとさらに現行バージョンのCubase(今回は11)の設定データフォルダの中身をまるまるバックアップします。
そんで続いて前バージョンのCubase(ここでは9)の設定データフォルダの中身をまるまるコピー、
そして現行バージョンのCubaseの設定フォルダにペーストして上書きします。(同名のファイル、フォルダは置き換え)
設定データの場所はC:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Steinberg\Cubase 9_64(各バージョンによって後ろのナンバリングは変わります)
やることはこれだけです。
ただしこのやり方、かなりリスキーです。
例えば今回の場合だと9から11になるにあたって間違いなく仕様の変更や新しい機能なんかが入ってるので古いバージョンの設定データなんかを上書きしたら現行バージョンでは正常に動作しないかもしれないんですね。
なので本当はMediaBayの設定ファイルだけをコピペとかしたほうが良いんですけど、せっかちな僕はそれを探すのが面倒だったので今回はまるまるコピーしました。
まあ結果的に今回は何もなかったのでセーフって感じですが…
とはいえこんなのバージョン変わるたびに毎回やってられないので早めに該当するファイルは探したほうが良さそうですね。(非常にめんどくさい)
というかなんでMediaBayの設定だけ引き継がれないんですかね??Steinbergさん?
おわり
てなわけでそんな感じの話でした。
他のDAWはわからないですが、Cubaseはこういうこと結構多いんですよね。
前にも一度UIのカラーデザインの設定が引き継がれなかったりしたし。
もう少しどうにかしてほしいです。
では今回はこの辺で。さいなら。
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